7/23下田高校(全日制)の薬学講座で講師を務めさせていただきました。
テーマはエナジードリンクの過剰摂取についてです。
これから受験勉強の追い込みや夏休み期間で摂取する機会が増えると思われます。
カフェインについては明確な基準が設けられていないため自己管理しなければなりません。
健康的な生活の実現のために、知識を深めていただけるよう提案させていただきました。
SNSによる情報の扱い方について注意喚起いたしました。
情報が多い今の時代に、自分が興味のある情報が優先的に表示されるSNSは大変便利です。
しかし、興味がないと判断された情報は表示されにくいため、偏った考え方に陥ることがあります。
関連した話として、人間心理についてもお話しいたしました。
⬡ 認知バイアス:思考や判断が、経験や思い込みによって偏る
⬡ 確証バイアス:自分の信念や意見を支持する情報ばかりを集める
⬡ ハロー効果:目立つ特徴に引きずられて、他の特徴に対する評価が歪む
⬡ バンドワゴン効果:大勢の人が選択している判断は、個人の判断より正しいと思い込む
知識を持つことが、被害を予防するフィルターになります。
また、薬局などで買う医薬品であっても、本来の目的ではない使い方や処方箋を超え大量に服薬するなどの行為は薬物乱用になります。
医薬品は用法通りに飲めば薬ですが、正しい飲み方をしなかったり大量に摂取したりすると、いわゆるドラッグを使用した際の感覚に近い症状が現れる場合があります。
かぜ薬や咳止め薬のなかには、覚醒剤の原料であるエフェドリンや麻薬の成分であるリン酸ジヒドロコデイン、興奮作用をもつカフェインなどが含まれている場合があります。
これらの成分は、咳や頭痛を抑える一方で、飲みすぎると眠気・疲労感がなくなり、多幸感や頭が冴えたような感覚などの覚醒作用が現れることがあります。
10代を中心に市販薬の乱用としている事例が報告されています。
「くすり」を逆さにすると「りすく」です。
適正な使用方法を守りましょう。
薬剤で発現する可能性のある副作用を把握し、患者さんから日頃の体調の変化などを注意深く聴取することも薬剤師の仕事です。
皆様の健康を支えることが私たちの役割です。
<ヒカリ薬局は、「薬剤師によるお薬・健康相談」「栄養士による食事相談」「認知症カフェ」「手洗い教室」など、当社スタッフが訪問し地域の医療や健康を支えるお手伝いをしております。お気軽にご相談ください。>
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エナジードリンク 飲みすぎてない?