薬剤の適正使用、副作用・重複投与の防止、丁寧な服薬指導による医薬分業の質的向上
調剤薬局は処方箋と薬を交換する場所というだけではありません。処方箋を受け取ってから、お薬をお渡しするまでには様々な工程を経ています。
また、お薬をお渡しして終わりではなく、服用中のフォローも行っております。患者さまに安全と安心を提供するために、多様な取り組みを実施しています。
次回お越しの際には、薬歴の記録に基づいて薬学的知見に基づいたPDCA(P=計画、D=実践、C=確認・分析、A=改善)サイクルで継続的に治療のお手伝いをいたします。
通院が困難なため、自宅で医療を受けたいと希望している方を対象に医療サービスを提供
『薬を取りに行けない』『飲み忘れてしまう』『余っている薬をどうにかしたい』お薬でお困りの際は、薬剤師の在宅訪問をご利用ください。
薬が飲みやすくなる工夫や、飲みにくい薬の処方変更等の医師への提案、残ったお薬の整理などお手伝いいたします。
自宅などの住み慣れた環境で療養を行うことで、普段の生活をしながら治療することが可能です。医師の診察、薬剤師による薬の説明、医療材料・衛生材料の配達も自宅に居ながらにして受けることが可能です。
多職種が連携し、薬剤師も薬局の外に活動の輪を広げています。
※医師の指示が必要になります。医師や薬剤師、ケアマネージャー等にご相談ください。
※医師・看護師・ケアマネージャー等に薬剤師が同行することもあります。
ご利用料金 (4回/月まで) |
介護保険をご利用の方 (1割負担) |
医療保険をご利用の方 (1割負担) |
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単一建物居住者<1人> | 1回 517円 | 1回 650円 |
単一建物居住者<2~9人> | 1回 378円 | 1回 320円 |
単一建物居住者<10人以上> | 1回 341円 | 1回 290円 |
緊急訪問時 | 医療保険のご利用になります | 1回 500円 |
喫煙による疾病予防のための禁煙方法や、禁煙補助剤の使い方についての相談
日本人の死因で最も多いのはがんであり、約3割の日本人が亡くなっています。
2位の心疾患、3位の脳血管疾患はがんの死亡率の半分くらいなので、この3つの病気で日本人の約6 割が亡くなっていることになります。
この3大死因をはじめ、死亡者はそれほどではありませんが、罹患者数の多い高血圧、糖尿病などのいわゆる生活習慣病が近年の日本人の病気の大部分を占めるようになりました。。
管理栄養士が地域の皆様の体調管理を、個人の体調や栄養状態に応じた食事提案でサポートします。
薬局の管理栄養士も医療チームの一員として、栄養管理を通して治療に貢献しています。
病気の方への「療養のために必要な栄養指導」はもちろんですが、健康な方にも「健康の保持増進のための栄養指導」も実施しております。
来局が難しい方にはご自宅へ訪問し、一人ひとりの生活環境を考えたうえで食事の改善方法を提案させていただきます。
栄養指導=食事制限ではありません。食品の種類やバランスを見直すことで、満足度の高い栄養指導を行います。
喫煙による疾病予防のための禁煙方法や、禁煙補助剤の使い方についての相談
タバコの煙には4000種類の化学物質が含まれ、200種類以上の有害物質、50種類以上の発がん性物質があります。 ニコチン、タール、一酸化炭素のほかにも、ペンキの除去剤に使われるアセトン、アリの駆除剤に使われるヒ素、車のバッテリーに使われるカドミウムも含まれています。
タバコがやめられない原因にニコチン依存症があります。アルコールやカフェインも依存性物質が含まれていますが、適量であれば健康に問題はありません。 しかし、ニコチンは依存の危険性が高く、依存症になってしまうと使用を中止することが困難になります。
今では、禁煙治療に健康保険が適用されます。しかし、禁煙外来を受診することに抵抗がある方は、ぜひ薬局でご相談ください。
喫煙・薬物乱用防止の啓発活動や、学校の環境衛生についての検査と助言
学校薬剤師の職務について定めている学校保健法施行規則によれば、
と定義されています。
具体的には、
学校衛生環境に関する多くの項目について検査し、問題があれば改善のためのアドバイスや指導を行い、薬剤師として児童生徒の健康増進に寄与します。
近年ではPM2.5や放射線など新たな環境問題により多くの検査需要が生まれています。
また、違法ドラッグをはじめとする薬物乱用防止教育、セルフメディケーション推進による医薬品の適正使用などの啓発活動など学校薬剤師が地域薬剤師会とともに活動することが多くあります。
ほかにも子供の食物アナフィラキシーショック対策、シックハウス等の健康への関心が高まる中で、これら社会の要望に応えるため、学校薬剤師がその職能を求められています。