1月12日、下田中学校にて救護所訓練が実施されました。
下田中学校、地区防災、下田市役所、下田消防署、医師会、薬剤師会が参加し、当社は薬剤師会として参加させていただきました。
下田市は地震や津波のリスクがあり災害重点区域です。
薬剤師の活動は、医療救護所内に設置された調剤場所で、災害用処方せんに基づいた調剤・服薬指導や、医薬品の集積場所等における医薬品の仕分け・医薬品等の管理、軽症者へのOTC医薬品の供給などです。
今回は訓練ということで、トリアージを補助する役割について学びました。
トリアージとは、傷病者の緊急度・重症度によって、治療や搬送の優先順位を振り分けることです。医薬品や医療従事者などの医療資源が不足している状況下で、できる限り多くの人を効率よく助けることが必要になるため行われます。
緊急医療救護所等に参集した薬剤師班は、医師の指示に従って、トリアージの実施、トリアージ・タッグの記載補助などを行います。
START法では、傷病者を黒タッグ・赤タッグ・黄タッグ・緑タッグの4つのカテゴリーに分類します。START法とは「Simple Triage And Rapid Treatment」の略称で、大規模災害発生時において、多数の傷病者に対して素早くトリアージを行う方法です。
医師や救急救命士のほか、トリアージ経験の豊富な看護師や救急隊員が実施します。
歩行・呼吸・脈拍・意識の順に確認を行い、1人あたり30秒程度で迅速に判断します。
・呼吸を確認できない場合は「黒タッグ」
・呼吸・脈・意識のどれかが異常であれば「赤タッグ」
・呼吸・脈・意識がすべて正常であれば「黄タッグ」(歩行困難のみ)
・歩ける場合は「緑タッグ」
初めは慣れていないこともありスムーズに記入できませんでしたが、経験を積んでいくうちに短時間で対応できるようになりました。
災害が起きないことが一番ですが、もし起きた場合は適切な対応を取れるよう普段から意識していることが必要だと感じました。
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