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地域保健医療福祉活動研究会に参加いたしました

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2/28(水)に開催されました地域保健医療福祉活動研究会に参加いたしました。

出席者は31名、発表テーマは当社を含め全部で8つあり、近隣医療機関の看護師、理学療法士、作業療法士の方々の発表でした。

当社の発表内容は「薬局薬剤師の訪問活動」についてです。

過去に南伊豆地区で実施した検査結果について発表いたしました。

被介護者となる大きな要因の脳卒中、認知症、骨粗鬆症の早期発見のため、医療過疎地域での潜在患者の発見と受診勧奨を目的とした地域活動です。

血圧測定による脳卒中リスク、呼吸機能検査による身体活動量低下リスク、視機能検査による転倒リスクを調査しました。

また、意欲が低下することで運動や頭を使う活動を避けてしまうため、認知症も日常のリスクと考えられます。

認知症については、服薬状況や薬剤師のヒアリングから判断しました。

骨密度、骨折リスク、白内障、矯正視力、COPD、服用薬剤、既往歴についての結果を集計し分析いたしました。

標本数が少ないためt分布を適用し、骨折リスクについて一定の傾向が見られました。

「患者群と同年齢の比較群の骨密度には差がない」という帰無仮説を立て、この仮説が成立する有意確率p値を求めました。

有意確率が有意水準よりも小さければ、対立仮説を採択する(差がある)という判断となります。

有意水準を0.05とし、p値は0.04となりました。

p値は0.04で有意水準の0.05より小さいため(p<0.05)、「同年齢と比較して差がない」という帰無仮説は棄却となりました。

地域サロン内で行われる体操等により、定期的な運動習慣があり、普段の生活においても繋がりが生まれるため外出機会が増えていることが要因と思われます。

生活が活動的となり、自然と動く習慣ができ、骨への物理的負荷による骨密度増加や身体活動量の維持・向上に好影響が出ているものと考えます。

地域サロンへの参加は主に女性のため、今後は男性に焦点を当てた調査や、地域サロンに参加されていない方を対象にすることも検討しております。

地域住民の集まりは、運動習慣の定着、コミュニケーションの向上、安否確認にもつながるため、当社としても積極的に貢献していきたいと考えています。

ヒカリ薬局では、「LINEによる処方箋受付」「(一部地域の)配達対応」「薬剤師によるお薬・健康相談」「管理栄養士による食事・栄養相談」など、スタッフが出向いて、地域の健康を支えるお手伝いをしております。

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